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1995-01-06 ArtNo.35
◆＜星＞オフィス／工業不動産投資収益、短期・中期的に良好
【シンガポール】シンガポールのオフィス及び工業不動産は短期・中期的に高い投資収益が期待できそうだ。しかし低調な小売り市況から小売り不動産の見通しは芳しくない。
不動産コンサルタント、ＤＴＺディベンハム・インターナショナル幹部が4日開かれた不動産セミナーで語ったところによると、シェントン・ウェイとラッフルズ・プレイスの優良物件は、オフィス・スペース全体の10％未満という希少性も手伝って引き続き1平方フィート当たり1200～1400Ｓドルの値が付くものと予想される。オフィス賃貸料は昨年第2四半期に2年間にわたった下降局面を脱して顕著な上昇基調を回復した。今日シンガポールのオフィス賃貸料は他の国際都市に比べ低水準に有るため、外国企業の進出増が見込まれる。このため今後オフィス・スペースの供給拡大も予想されるが、値上がり傾向は持続する見通しだ。
工業不動産に関しては、今年は供給が大幅に増加するため、不動産価格及び賃貸料は横這い、もしくは僅かな値上がりにとどまる見通しだが、その後は製造業の活況に伴う需要の急増で大幅な値上がりが見込める。これに対して中央市街地(CBD)の小売り不動産価格及び賃貸料は供給過剰に伴う一層の値下がりが予想される。しかしＣＢＤ以外の物件に対する需要は依然良好と言う。(ST,BT,LZ:1/5)
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