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2005-02-21 ArtNo.35043
◆Gwalior Chem、ベンジル・アルコール世界シェア10%目指す
【ナグダ】ベンジル・アルコールとベンズ・アルデヒドの生産で国内第3位にランクされるGwalior Chemical Industries Ltd(GCIL)は、マドヤプラデシュ州Nagdaに20クロー(US$459万)を投じて設けた年産6000トンのベンジル・アルコール製造施設が稼働したことから、向こう5年間に世界市場シェアを10%に拡大する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月20日報じたところによると、Ashwin Kothari氏とHarisingh Shyamsukha氏に率いられるGCILは、製品の70%を輸出する計画で、膨大な輸出市場が存在するため、事業の先行きを楽観している。
GCILのKothari会長が、このほど新工場を訪れた記者団に語ったところによると、純水(plain water)を使用する新技術を用いた新工場のベンジル・アルコール製造コストは、他社のそれを少なくとも15%下回る。GCILは、社内の研究開発(R&D)部門を通じて同プロセスを開発した。GCIL以外にこの種の技術を使用しているのは、世界的にドイツの化学大手Bayerのみである。
Shyamsukha取締役によると、加えて新工場で生産された製品の品質は他社のものを上回る。バイエルは純度99.99%の製品を製造しているが、国内の他社製品の純度は99.8%となっている。これに対して15日以内に稼働する予定の新工場は、純度99.98%の製品を製造する。また5クロー(US$115万)を追加投資するだけで、年産能力を2倍の1万800トンに拡大できる。
GCILは、アジアにおける指導的なクロロトルエン・メーカーで、世界的にも上位にランクされる。ベンジル・アルコールや他の下流部門製品の原料に成るクロロトルエンの世界市場規模は2500クロー(US$5.74億)と見積もられ、GCILのシェアは1%弱。
ナグダおよびグジャラート州Ankleshwarの化学コンプレックス内に7工場を擁するGCILは高付加価値の幅広い下流部門製品を製造するため、これらの施設を向こう2年間に一層拡充する計画だ。
GCILはまたベルギーのアントワープの貯蔵施設を借り受け、欧州市場にプレゼンスを築く準備を進めている。同施設が準備されれば、欧州顧客にも受注後3日以内に製品を届けることができるようになる。GCILは近く50~55クロー(US$1148万-1263万)の新株を発行、調達した資金を拡張計画に充当する。
2004年12月期9ヶ月間の純売上は98.24クロー(US$2256万)、税引き利益は9.12クロー(US$209万)を記録したと言う。
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