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2005-03-09 ArtNo.35137
◆海綿鉄会社Monnet、250MW発電事業の出資者物色
【ニューデリー】地元の大手海綿鉄製造会社Monnet Ispat Ltd (MIL)は、1000クロー(US$2.297億)を投じて、チャッティースガル州Raigarhに250MW(メガワット)の石炭火力発電所を建設、電力事業に参入する。
エコノミック・タイムズが3月7日、消息筋の言として報じたところによると、チャッティースガル州に大規模な炭坑を経営しているMILは、炭坑の抗口にいわゆるピットヘッド型の発電所を設ける。
プロジェクトの負債/自己資本比率は2:1。MILは独立電力供給業者(IPP)として事業を進める新会社を設立する計画で、金融パートナーを物色している。既に指導的国際プライベート・エクイティー・ファンドや金融機関と関係交渉を進めているようだ。しかしMILのSandeep Jajodia副会長兼MDは以上の点に関してコメントを控えた。
MILはまた700クロー(US$1.61億)を投じ、海綿鉄とスチールの生産能力を拡張する。新たに年産50万トンの海綿鉄工場を建設するとともに、スチール製品の年産能力を45万トンに拡張するため、新工場を建設する。何れの工場も炭坑が存在するRaigarhに設けられる。これによりMILの海綿鉄年産能力は80万トンに拡大する。また75MWのキャプティブ発電施設を設け、上記2工場に電力を供給する。海綿鉄とスチール製造施設のコストは400クロー(US$9187万)、キャプティブ発電施設のコストは300クロー(US$6890万)と見積もられる。
Jajodia氏によると、最近外貨建て転換社債(FCCB)の発行を通じて調達した6000万米ドルを、上記プロジェクト費用の一部に当てる計画で、不足分は内部資金と借入で賄う。
需要の急増で鉄鋼産業はブームを迎えており、同社はこの機に乗じて設備を拡張する方針を決めた。予想される外国プレイヤーの建設市場参入で条鋼は一層値上がりするものと見られ、後方統合化を進めるMILは、こうした市況の最大の恩恵を享受できると言う。
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