SEAnews 2005-04-01 ArtNo.35279

【アーマダバード】中国の家電会社Haier(海爾)は、20クロー(US$459万)を投じてテレビジョンの製造施設をインドに設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが3月29日伝えたところによると、Haierはまた2年内に別に80クロー(US$1837万)を投じてエアコンと洗濯機の製造施設を設けることも検討している。現在、同社は22工場を擁する。
Haier IndiaのPranay Dhabhai取締役によると、現在ＴＶ工場の建設地を物色しており、もし減税待遇が認められるならグジャラート州Bhujが最も魅力的だ。ウッタルプラデシュ州政府は同州に進出する企業に免税措置をオファーしている。このため同社は調査会社に工場建設地の選考を依頼した。2、3ヶ月中に報告がなされるものと見られる。
今年2月HaierはDelhi、マハラシュトラ州Mumbai、西ベンガル州Kolkata、カルナタカ州Bangaloreにおいて、GSM携帯電話端末を発売した。価格は3500～1万5000ルピー。初年度に50万ユニットを販売、250クロー(US$5742万)の売上を目指す。目下のところ携帯電話端末の製造施設を設ける計画はないが、将来はその可能性を検討する。HaierはCDMA携帯端末も手がけている。2005－06年のインド売上は550クロー(US$1.26億)と見積もっていると言う。