【ニューデリー】中国の通信機器会社ZTE Corporation(深川中興通信:土偏＋川)は、地元電気通信サービス会社Atlas Interactive Ltd(AIL)に50万広帯域ポートを納入する2億800万米ドルの契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが4月12日伝えたところによると、ＡＩＬは、統一アクセス・サービス・ライセンス(UASL:unified access service licence)の下、国内12サークル(ﾃﾞﾘｰ/ﾑﾝﾊﾞｲ/ﾏﾊﾗｼｭﾄﾗ/ｶﾙﾅﾀｶ/ｱﾝﾄﾞﾗﾌﾟﾗﾃﾞｼｭ/ﾀﾐｰﾙﾅﾄﾞ/ﾏﾄﾞﾔﾌﾟﾗﾃﾞｼｭ/ｳｯﾀﾙﾌﾟﾗﾃﾞｼｭ東部/ｳｯﾀﾙﾌﾟﾗﾃﾞｼｭ西部/西ﾍﾞﾝｶﾞﾙ/ﾊﾟﾝｼﾞｬﾌﾞ/ﾋﾏﾁｬﾙﾌﾟﾗﾃﾞｼｭ)におけるGSM(Global System for Mobile)及び基本電話サービスを手がけるため、関係インフラの構築を図っており、必要投資額は4億米ドルと見積もられる。
ＺＴＥはＡＩＬに対する10億米ドルの金融支援も約束しており、既に中国貿易保険機関(SINOSURE)、ABN AMRO Bank、China Construction Bank、その他の中国金融機関にＡＩＬのビジネス計画を提出している。 ＡＩＬ筋によると、同協定の下、両社が合弁会社を設立する可能性もある。年商1300クロー(US$2.98億)のAtlas Groupに属するデリー拠点のＡＩＬの年間売上は3億5000万米ドルと見積もられる。ＺＴＥとＡＩＬはこれ以前からインド国内における広帯域ソリューションに関わる提携を結んでいた。