SEAnews 2005-05-18 ArtNo.35563

【ニューデリー】スウェーデンの家電会社AB Electroluxは、インドにおける製造業務から手を引き、子会社のElectrolux Kelvinator Ltd(EKL)を純粋なマーケッティング＆ディストリビューション会社に転換する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが5月16日ＥＫＬ筋の言として伝えたところによると、親会社は赤字経営のＥＫＬに関して様々なオプションを検討しており、製造業務から手を引くのはその1つ。
インド事務所とシンガポールの地域本部、そしてストックホルム本社の間で熱の入った協議が進められており、依然として流動的状況にある。また、ドゥバイ拠点のJumbo Electronicsとのインドにおけるディストリビューション提携も検討されている。
エレクトロラックスのAnders Edholm副社長によると、ＥＫＬが赤字を計上し、組織再編を図っていることは、最早秘密ではない。しかしＥＫＬ傘下の3工場の何れにしろ操業を停止する方針はまだ決まっていないと言う。
Jumbo Electronicsとのディストリビューション提携に関しても、Jumbo World Holdings幹部は、「何も方針は決まっていない」と語った。