SEAnews 2005-05-20 ArtNo.35578

【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)は、設備拡張、新モデルの発売、研究開発(R&D)等に向こう18ヶ月間に200クロー(US$4593万)を投資する。
エコノミック・タイム、ヒンドゥー・ビジネス・ラインズ、デカン・ヘラルドが5月17／18日報じたところによると、ＢＡＬのRahul Bajaj会長は16日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、ＢＡＬの年間製造能力は240万台に30％以上拡張される。またインドネシアに建設する組み立て工場は2006年3月までに稼働する。
比較の対象になる昨年の数字が高水準だったにも関わらず今会計年度のモーターサイクル販売も25－30％の成長が見込める。ＢＡＬの昨年通年のモーターサイクル販売台数は前年比42％増の145万台を記録した。
ＢＡＬは既存市場の一層の開拓に努めるとともに、農村市場に照準を合わせた販促活動を展開、ディーラー網の拡張も図る。
次期会計年度には75～150ｃｃのマニュアル変速及び自動変速のスクーター3モデルを発売する。今会計年度のＢＡＬのスクーター販売はほぼ横這いと見られるが、多少の成長も期待している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインによると、Firodia一族がBajaj Tempoの社名をForce Motorsに変更する問題に関してBajaj会長は、「ＢＡＬとしてはBajaj Tempoの持ち分を売却する考えはなく、先週金曜最高裁に特別免除申請(SLP:special leave petition)を提出した」と語った。しかしデカン・ヘラルドによると、同氏は「Firodia一族側から買い取りの提案がなされるなら、検討する。しかしＢＡＬ側からそのような提案を行う考えはない」と語ったと言う。