SEAnews 2005-06-08 ArtNo.35680

【アーマダバード】米国拠点のナノテクノロジー情報専門会社Cientifica Incは、Yash Management & Satellite Limited (YMSL)傘下のYash Nanotechに資本参加する。
ビジネス・スタンダードが6月7日報じたところによると、マハラシュトラ州MumbaiをベースにするYash Nanotechは今年5月にCientificaと、技術／コンサルティング／マーケッティング領域における戦略提携を結んだが、その際は資本提携は含まれていなかった。
CientificaのTim Harper重役(CEO)によると、同社は、主に繊維／化学／石油化学領域におけるナノテクノロジー関連ノーハウをインド市場に売り込むとともに、インドをナノテクノロジーのグローバル・アウトソーシング拠点にする計画だ。ロンドン、マドリード、オスロ、シンガポールに続き、ムンバイにプレゼンスを築いた同社は、今やインドに積極的に投資する方針を決めた。Yash Nanotechとの合弁を通じ、ムンバイにおけるプレゼンスを強化するとともに、ムンバイ以外の都市にオフィスを設け、インドの他の地域への事業拡張を図る。アンドラプラデシュ州Hyderabad、タミールナド州Chennai、西ベンガル州Kolkataが当面のターゲットで、その後New Delhiへの進出も検討する。しかしHarper氏は具体的投資額を明らかにしなかった。
Cientificaはまた、インド工科大学(IIT:Indian Institutes of Technology)やインド経営学院(IIMS:Indian Institutes of Management)等の教育機関と、ナノテクノロジー関連の訓練プログラムに関して話し合いを進めていると言う。