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2005-06-22 ArtNo.35768
◆西ベンガル州政府、Basell買収へのHPLの参加を拒絶
【コルカタ】西ベンガル州政府はBasell Polyolefins買収計画にHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)が加わることを認めぬ方針を決めた。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月20/21日伝えたところによると、ベンガル商工会議所(BCCI:Bengal Chamber of Commerce & Industry)主催の『東部インド製造業におけるサクセス・ストーリー』と題するセミナーの会場で西ベンガル州商工部のSabysachi Sen次長は以上の消息を語った。
それによると、Basell買収計画は州内の開発を促進する州政府の政策とはかけ離れている。州政府は、Basell買収計画へのHPLの参加やHPLが石油化学産業のグローバル・プレーヤーに成ることに反対する訳ではなく、州政府がその種の計画に参画することを望まないだけである。州政府は、HPLのプロモーター、The Chatterjee Group (TCG)に対して州政府のHPL持ち分の買い取りを求めている。州政府は、TCGがオファーする買い取り価格をベースに、HPL持ち分売却の可否を決定すると言う。
州政府は、HPLのBasellに対する投資への発言権を維持する考えか、との質問にSen次長は、「持ち分を売却してしまえば、州政府はHPLの運営に関して何ら意見を述べる立場にない」と語った。
TCGグループは現在、Chatterjee Petroleum Mauritius及びChatterjee Petroleum Indiaを通じて、1410クローのHPL払い込み資本中568クローを保持、また他の関係者を通じて260クローの資本を握っており、これらを合計した持ち分は52%に達する。組織再編が完了すると、TCGの持ち分は56%に拡大、金融機関の持ち分は8%前後になり、州政府の持ち分は38%から35%に縮小すると言う。
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