【ニューデリー】ジャールカンド州では、鉄鋼／電力領域の複数の大型投資が計画されており、これらプロジェクトの投資総額は2万9000クロー(US$66.6億)にのぼる。
ビジネス・スタンダードが6月28日伝えたところによると、ジャールカンド州のArjun Munda首席大臣は27日当地で催された国家開発委員会(NDC:National Development Council)会議の会場でマスコミに以上の消息を語った。それによるとMittal Steelとは、既に2ラウンドの協議を行っており、同社の代表が近くジャールカンド州を再訪、話し合いは間もなくまとまる見通しだ。
同相は、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)がMittal Steelのプロジェクトに異議を唱えている点に触れ、「鉄鉱石を必要とするMittal Steelの状況は配慮されるだろう」とコメントした。
Aditya Biral、Essar、Jindal等のグループも、ジャールカンド州への投資に関心を表明している。Aditya Birlaグループは新アルミニウム製錬施設の建設と既存施設の拡張に8000クロー(US$18.37億)の投資を計画、既に州政府と合意に達している。Essarグループは発電事業に1万クロー(US$22.97億)を、JindalグループはJamshedpur近郊Chandilに年産500万トンの鉄鋼プラントを設ける計画に1万1000クロー(US$25.26億)を、それぞれ投じる方針で、両社は何れも関係協定に調印済みと言う。