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2005-07-29 ArtNo.36009
◆ホンダ、Manesar工場の操業を再開
【ニューデリー】Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は27日、25日と26日に発生した労働者と警官隊の衝突に伴い閉鎖していたハリヤナ州Manesar工場の操業を再開した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月27日報じたところによるとHMSIスポークスマンは同紙の電話による問い合わせに「工場の操業を徐々に開始しつつある」と語った。ピーク時に1日2000台のスクーターを生産していたManesar工場は、1800人の労働者中1700人がストライキに加わったため、過去1ヶ月間におよそ125クロー(US$2871万)の損失を被ったとされる。同社はこの間も工場の稼働を維持して来たが、26日にはセキュリティー上の配慮から操業停止した。
ビジネス・スタンダードが28日、HMSIスポークスパースンの言を引用し伝えたところによると、工場周辺の秩序は回復され、ほぼ1000人が職場に復帰した。これらの労働者の大部分は契約労働者か、納入業者から借り受けた労働者で、フルタイムの同社従業員も100人ほど含まれていると言う。ちなみにHMSIの従業員はほぼ1800人で、内1000人が常勤、残りはトレーニーから成っている。
HMSIは、今回の衝突事件が部外者の扇動により発生したとするとともに、負傷した労働者を慰問し、早期職場復帰を呼びかけるステートメントを発表した。HMSIスポークスマンは、負傷した従業員には無料で治療を施し、処分を受けたものを除く全てのものの職場復帰を認めると述べ、停職処分を受けたものについても第3者機関の事情聴取後、復帰を認める意向を表明した。
同社ステートメントによると、HMSIは過去1ヶ月、労働局(labour department)の支援下に労働者と積極的に交渉を続けて来た。交渉はほぼ妥結しかけていたため、今回のような事態は全く予想していなかった。何れにしても相互に納得のいく解決策が見出されるまで、交渉を続けると言う。
労働総監(Chief Labour Commissioner)が26日、K. Chandrasekhar Rao労相に提出した状況報告書(status report)によると、労働者らが、賃上げと組合の組織を会社側に要求したことが発端とされ、会社側が労働者4人の解雇と50人の停職を決めたことが、ストライキの直接の原因になった。会社側は同時点では組合組織を認めていなかったが、今年5月になって組合の組織を認めると、労働者らは処分撤回を求め、サボタージュを行った。このためスクーターの日産量は2000台から200台前後に下降した。
労使交渉後、6月に入って州労働参事官(State Labour Commissioner)の立ち会いの下、三者間の合意書が調印されたが、会社側が7月初めに規律遵守を求めたことに労働者が反発、25/26日の衝突事件に立ち至ったと言う。
労働省筋は、「問題はハリヤナ州政府の管轄下にあり、既存の法制の下では、中央政府が干渉することはできない」としている。
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