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2005-08-17 ArtNo.36135
◆Temasek/ Hinduja-TMT、MphasiS-BFL権益買収競う
【ムンバイ】シンガポールの政府系投資会社Temasekは、英国銀行Baringsが保持する地元ソフトウェア会社MphasiS-BFLの35%持ち分買収レースの先頭に立っている。
エコノミック・タイムズが8月15日、業界筋の消息として伝えたところによると、今年5月に募集された入札に当初関心を示したマレーシア政府傘下の投資会社Khazanahや米国拠点のCarlyleは既に撤収、現在、依然としてレースを続けているのは、その実Temasekと地元のHinduja-TMT2社のみになっている。また売り手と買い手のオファー価格には大きな開きが存在するが、交渉は続けられている。交渉が妥結すれば、Baringsは7年間にわたる投資活動に終止符を打ち、インド市場から撤退することになる。
MphasiS経営陣は、Hinduja TMTへのシェア売却に強く反対しており、Temasekがレースの先頭に立っているものの、そのオファー価格は1株250~260ルピーと、Baringsの希望価格290~300ルピーを大きく下回っている。MphasiS株の先週金曜の終値は前日と同じ275.20ルピーだった。Temasekは一度は230~250ルピーにオファー価格を引き下げており、売り手と買い手の価格差は全く縮まっていない。Baringsが予想を下回る価格で両社の何れかにその持ち分を売却するか、売却を見合わせるかだが、観測筋はレースの帰趨は今週中に明らかになると見ている。
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