SEAnews 2005-08-26 ArtNo.36195

【バンガロール】国際小売りチェーン、Wal-Martはインドにおける主に繊維製品の購買目標額を上方修正する方向で、計画に見直しを加えている。
ビジネス・スタンダードが8月25日、Wal-Mart Indiaスポークスパースンの言として報じたところによると、過去3年、インドからの購買額は年率30％の成長を遂げて来たが、今会計年度は前年比40％増の3億米ドル強の購買を検討している。Wal-Martはこれまでに累積約12億米ドルの物産をインドから調達した。
購買額の50％近くが衣料品や家庭用品(home furnishing)等の繊維製品で占められ、繊維製品が成長の牽引役を務めている。目下のところインド外部の複数の大手繊維輸出業者から購買しており、購買相手業者のリストを積極的に拡大している。近く、大口のソーシング契約2件に調印する予定だ。インドでは繊維以外に皮革、宝飾品を購買しており、今後香辛料、米、茶、海産物等、食品を調達することも検討している。
Wal-Martはインド政府に小売り部門への外国直接投資(HDI)を開放するよう働きかけているが、この点に関しては目下のところさしたる進捗は見られないと言う。