SEAnews 2005-09-05 ArtNo.36250

【チェンナイ】タミールナド州Chennaiを拠点にする医用生体工学会社(bio-medical engineering firm)、SiliconLabs Private Limited(SPL)のエンジニアらは表と裏両面にスクリーンを備えたコンピューター・モニター『X View』を開発した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが9月2／3日報じたところによると、X Viewは2人以上の人が同時に同じ画面を見ることができる。
ＳＰＬのL. Narayan重役(MD)によると、ビジャヤ心臓財団(Vijaya Heart Foundation)心臓血管外科医長Dr D. Janardhana Reddy氏の発案に成る『X View』は、ラップトップおよびデスクトップＰＣのモニターとして使用でき、片方の画面のスイッチをオフし、一画面のみ用いることもできる。付属のソフトウェアを用いれば、一方の画面に表示されている画像の一部を、他方の画面に表示させないこともできる。Reddy氏によると、医師が患者やその家族に病状を説明する際等に用いることができる。
Prescriptions Consultants (Madras) Pvt LtdのK. Sadagopan取締役によると、17インチの『LCD TFT X View back-to-back monitor』の価格は通常のモニターより1万7000～2万ルピー高めになる。ＳＰＬは、来年同製品を売り出すことを目指し、様々な国際メーカーに接触している。同社は新製品の特許を申請しており、製造業者にライセンスを提供、初年度に40万～50万ユニットの販売を目指している。ＳＰＬは約50人のスタッフを擁すると言う。