SEAnews 2005-09-28 ArtNo.36401

【ムンバイ】今会計年度(2005-06)は4万8000クロー(US$110.24億)の耐久消費財市場における買い換え需要に弾みがつく見通しだ。
インディアン・エクスプレスが9月26日報じたところによると、2万クロー(US$45.93億)のカラー・テレビジョン(CTV)市場の買い換え需要のシェアは現在の15－20％から1年内に50％に拡大するものと見られる。LG Electronics India Private LtdのCM Singh主任(CTV担当)は「新モデルはより多くの機能を備え、100チャンネルを受信できる。値段も手頃な8000～1万ルピーで、スクリーンも大きい。それに引き換え旧式は8～10チャンネルしか選べない」と語る。
業界筋の観測によれば、エアコンの買い換え需要のシェアも現在の5～7％から2009年には50％に達する見通しだ。LG Electronics IndiaのAjay Bajaj主任(AC担当)によると、目下のところバイヤーの70％は初めての購入者で、20％は既存のものを継続使用する追加購入者。買い換え需要は依然限られている。ムンバイとチェンナイにおけるエアコンの交換期間は3～4年だが、他の地域では7～8年も使用していると言う。
Samsung India ElectronicsのRavinder Zutshi重役(副MD)によると、霜取り不要冷蔵庫の売上は、直冷式からの買い換え需要に支えられ、過去6ヶ月間に46％の成長を見た。
しかし洗濯機の普及率は依然23％に過ぎないため、買い換え需要も小さい。一方、価格差が縮まったことから国産ミキサー・グラインダーからフード・プロセッサーに買い換えるものも増えている。この機に乗じてフード・プロセッサー・メーカーは2006会計年度に12－15％の値下げを準備している。
Bajaj ElectricalsのPS Tandon副社長によると400クロー(US$9187万)の国産ミキサー・グラインダー市場は年率8～10％の成長を遂げているが、120クロー(US$2756万)の国産フード・プロセッサー市場は25％の成長を見ていると言う。