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2005-10-17 ArtNo.36514
◆中国企業、鉄鉱石の供給確保目指し鉱山会社と合弁協議
【ニューデリー】多くの中国企業が、鉄鉱石の安定供給を確保するため、インドの鉱山会社に接触、合弁の機会を探っている。
インディアン・エクスプレスが10月14日報じたところによると、中国五鉱化工進出口商会(CCCMC:China Chamber of Commerce of Metals Minerals & Chemicals Importers & Exporters)の厳邦松(Yan Bangsong)副会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。同氏によると、CCCMCは中国の鉱山会社からインド投資に関する少なからぬ問い合わせを受けている。これらの企業は目下商社を通じた不安定な供給に依存しているが、インドに恒久的な拠点を設け良質で、量的にも十分な鉄鉱石の供給を確保することを欲している。目下のところ中国中鋼集団(Sino Steel)のみがインドにオフィスを設けており、最近、代表事務所を子会社に格上げした。しかし、最近では中国五鉱集団公司(China Minmetals Corporation)/水城鋼鉄集団(Shuicheng Iron & Steel Group)/Sinom (Hong Kong) Ltd)/浙江物産金属集団(Zhejiang Metals and Materials Co)/廈門国際集団(Xiamen International)/RGL Group等の中国企業も鉄鉱石の供給を確保するためインドに恒久的事務所を設けることを計画している。
Sinosteel IndiaのWeifeng Qin重役(MD)によると、同社はこれまで鉄鉱石の単なる輸入に依存して来たが、投資対象になる鉄鉱山の物色や関係交渉を開始した。
最近、CCCMCの50人の代表団がインドを訪れ、ゴアで複数のインド鉱山会社と会談、鉄鉱石の供給や出資に関する一定の合意に達し帰国した。
中国の鉱物輸入業者の間には、インドが国内鉄鋼産業の需要に応じるため良質な鉄鉱石の輸出を全面的に停止するのではないかと言う懸念が生じている。
中国は年産3億トンを越える鉄鋼産業のために大量の鉄鉱石の輸入を必要としており、昨年(2004-05)は、前年比41%増の5900万トンの鉄鉱石をインドから輸入した。これは中国の2億トンの鉄鉱石輸入量全体の25%を占め、またインドの鉄鉱石輸出全体の70%以上に相当する。
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