【ニューデリー】祝祭日シーズンの到来で大部分の耐久消費財品目の売上げが25％の成長を見、取り分け10月の販売が顕著に拡大した。低迷していたカラー・テレビジョン(CTV)販売も復調に転じている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月7日報じたところによると、消費者用電子製品テレビジョン製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and Television Manufacturers Association)幹部は「ＣＴＶ、ＤＶＤプレーヤー、電子レンジの販売の伸びは著しく、これまで低迷していたＣＴＶの販売も、2005年を通じて1000万台以上に達し、業界の目標を実現できそうだ」と語った。同氏によると、CTV1000万台販売の目標実現は、10～15％の成長を意味する。今年9月のＣＴＶ販売は18％成長した。業界アナリストの初歩的予測によれば10月のＣＴＶ販売は150万台に達したものと見られる。
様々な要因から過去数ヶ月購買を見合わせていた消費者の鬱積した需要が、ここに来て放出された感がある。例えばマハラシュトラ州を含む西部諸州は今年前半に洪水の被害に遭い、消費者は購買計画を繰り延べていた。
LG Electronics IndiaのGirish Rao副社長は「結婚シーズンが近づいており、その後にはニュー・イヤーも控えていることから、ＣＴＶ販売の伸びは今後も持続する。祝祭日シーズンの販売はこれまでのところ予想以上に好調で、この分ならシーズンを通じて1600クロー(US$3.5398億)の販売目標も実現できそうだ」と語った。
Samsung India Electronicsによると、同社の10月の売上げは過去最高を記録、昨年同月比40％増加した。こうした成長はハイエンド・セグメントに牽引されており、ＣＴＶに関しては、フラットCTVが100％、プラズマ等のプレミアムＣＴＶの販売が360％、それぞれ増加した。冷蔵庫や洗濯機の販売も急増しており、前者は10月に94％、後者も60％の伸びを見たと言う。