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2005-11-09 ArtNo.36674
◆ONGC、トリプラ発電計画で北東事業のパラダイムシフト実現
【コルカタ】国営石油ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)はトリプラ州における電力事業を通じ、北東諸州におけるビジネスのパラダイム・シフトを実現するものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月6日伝えたところによると、北東諸州にはONGCの3万7000人の従業員の27%が配置されているが、売上げへの貢献は5%に過ぎず、北東地区は同社業績の足を引っ張るホワイト・エレファントの役を演じている。しかしトリプラ州に発電所を設けることにより、生産したガスを直ちに全量換金できるだけでなく、ガスとして販売した場合の数倍の利益を実現できる。ONGCが何故トリプラに発電所を設けることに熱心なのかが、この点から窺える。
トリプラがガスの上に浮かんでいることはよく知られているが、その利用率や投資回収期間については余り知られていない。ONGCにとって取り分け後者は重要な意味を有する。トリプラ州の6鉱区中の3鉱区、Sonamura/Gojalia/Agartala Domeには採掘可能な237億3000万立方メートルのガス資源が存在すると見積もられている。
ONGCのSubir Raha会長によると、残る3鉱区中の2鉱区、Khwai/Baramuraにもガス資源が存在するが、地元における諸問題から評価作業や生産活動を行えない状況にある。またTichnaにおける探査はまだ手がつけられていない。
東北諸州には需要が存在しないことから54の生産井のうち18井はまだGAIL (India)のガス・パイプ・ライン網に接続されていない。これら18井の合計キャパシティーは4.7mmscmd(million standard cubic metres per day)にのぼる。既にパイプラインに接続されている36井に関しても17井だけが稼働しており、残りは実質的に休眠、設備保守に必要な最低限の稼働が維持されているに過ぎない。
またONGCは現在GAIL (India)に対して1mmbtu(million British thermal units)当たり3.86米ドルでガスを供給しているが、トリプラにおける価格は1mmbtuあたり0.98米ドルに過ぎない。
ONGCはONGC Tripura Power Company (OTPC)が稼働した後も1.4mmscmdのガスを地元で販売する。しかし3.3mmscmdのガスを全てキャプティブ用途に用いるなら2倍以上の純益を実現できる。OTPCは将来その発電能力を1100MWに拡張する計画のため、冬眠状態のKhawai/Baramura鉱区も数年後には生産を開始できる見通しだ。
インド政府はOTPCにメガ発電事業ステータスを認めており、これにより投資回収期間を一層短縮できると言う。
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