SEAnews 2005-11-28 ArtNo.36793

【ニューデリー】今会計年度(2005-6)のモーターサイクル販売台数は、昨年の500万台未満から600万台以上に拡大、インド史上初めて100万台の大台を突破する伸びを実現する見通しだ。
エコノミック・タイムズが11月21日伝えたところによると、過去4年間の増分は年間50万～70万台を推移して来た。モーターサイクル販売の成長は小タウンと農村により牽引されている。こうした地域の二輪車保有世帯は全世帯の9％に過ぎない。それとは対照的にデリーには270万の世帯数を上回る300万台近い二輪車が存在する。Bajaj Auto Ltd(BAL)のS Sridhar副社長によると都市部には飽和現象が見られ、二輪車オーナーは乗用車(car)やプレミアム・モーターサイクルにアップグレードしていると言う。
BALは今年通年のモーターサイクル販売台数が昨年の145万台から200万台近くに達するものと見ている。マーケット・リーダー、Hero Honda Motors Ltd(HHML)のP S Sunder営業主任も通年の販売台数が300万台の大台に乗ると予想、市場シェアの拡大にも期待を表明した。
モーターサイクル市場は今年通年で20～25％の成長が予想されている。今年初7ヶ月のモーターサイクル販売台数は昨年同期比22％増の330万台以上に達したが、例年下半期の販売は、年間販売全体の60％を占めると言う。