SEAnews 1995-02-03 ArtNo.368

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場企業の昨年の税引き前利益は多くのアナリストが予想した20％前後を遥かに上回る前年比29.5％の成長を見た。
マレーシア投資家協会(MIA)がまとめた94年度企業収益番付によれば、電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB:M$19.8億)とテレコム・マレーシアBhd(TMB:M$15.3億)が1、2位の座を維持、新たにビリオン・ダラー・クラブ入りしたマラヤン・バンキングBhd(M$11.6億)が3位に着けた。以下、4)ゲンティンBhd(M$9.59億)、5)サイム・ダービーBhd(M$9.03億)、6)リゾーツ・ワールドBhd(M$6.73億)、7)マレーシアン・インターナショナル・シッピング・コーポレーションBhd(M$5.21億)、8)パブリック・バンクBhd(M$4.23億)、9)マルチ・パーパス・ホールディングズBhd(M$4.20億)、10)マグナム・コーポレーションBhd(M$4.16億)と続く。トップ30位までには14)ＴＡエンタープライズBhd(M$3.35億)、29)コマース・アセット・ホールディングズBhd(M$1.78億)、30)ブルジャヤ・インダストリーズBhd(M$1.62億)他1社が新たに加わり、一昨年30位番付の末席を占めていた4社アマルガメーテッド・スチール・ミルズBhd、ゴールデン・ホープ・プランテーションズBhd、ＵＭＷホールディングズBhd、ホン・リョン・インダストリーズBhdが脱落した。銀行業界で30位までに入ったのは3行にとどまり、また同番付入りしたゲーム会社4社の合計税引き前利益は20億1000万Ｍドルを記録した。自動車業界ではプロトンがトップ(M$2.82億)で、ＥＯＮ(M42.7億)とオリエンタル・ホールディングズBhd(M$2.12億)が続いた。(NST:2/2)