|
1995-10-27 ArtNo.3690
◆＜馬＞英国企業、国産車にエンジン部品の納入目指す
【クアラルンプル】英国企業マンガニーズ・ブロンズ・コンポーネンツLtd(MBC)は国産車製造元のプロトン社とローバー・グループLtdの合弁事業にエンジン部品を納入する機会を探っている。
ＭＢＣグループに属するＭＢＣアドバーンスト・シンターリングの幹部が25日英国高等弁務官オフィスで語ったところによると、英国でローバー及びレーンジ・ローバーに部品を納入しているＭＢＣは、プロトンとローバーが共同で製造する自動車エンジンのギア・ボックス部品納入を目指し、最近プロトンのキサイ・ラマット重役(製造担当MD)と会談した。プロトンは現在この種の部品を日本から輸入している。プロトンとローバーは昨年10月に4輪駆動車用ガソリン・エンジンの製造に関わる覚書を交換しており、ＭＢＣは引き続きプロトンとの協議を続ける方針と言う。ＭＢＣはプトラ・ワールド・トレード・センターで催されたオートモービル・エキシビション＆コンファレンス・アジアに参加した英国企業13社の1社。
一方、同展示会に参加した別の英国企業ルーカス・オートモーティブLtdはジョホール・バル工場に研究開発(R&D)部門を設け、地元の需要に応じる計画だ。同社はこれまで輸出向けの電子オートモーティブ・システムの製造を手掛けてきたが、欧州のＲ＆Ｄパートナーと提携し、マレーシアの国内需要に応じる国際水準の製品を開発する計画と言う。(NST:10/26)
|