SEAnews 2006-02-08 ArtNo.37156

【ニューデリー】インド半導体協会(ISA:India Semiconductor Association)は、計画委員会(Planning Commission)に半導体製造事業を育成するため15億米ドル前後の基金を設けるよう提案した。
ビジネス・スタンダードが2月6日報じたところによると、ISAのRajendra Khare会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、同基金は半導体製造プロジェクトに対する出資支援(equity support)に用いられる。この種の基金が存在しないなら既に発表されたSemIndia-AMDプロジェクトにしろ、インド電子製造業者協会(IEMA:Indian Electronics Manufacturing Association)のプロジェクトにしろ実現は望めない。その反対に同基金が設立されるなら、別に2件のウエハー製造プロジェクトが具体化する見通しだ。韓国企業2社も政府がその種の基金を設けるならインドにウエハー製造施設を設ける意向を表明しており、チップ製造施設が続々誕生する可能性も予想される。プロジェクトの負債／自己資本比率を1：3とすれば、自己資本の25％を同基金から拠出できる。
ISAは、この他、半導体製造プロジェクト誘致のための政策を立案するよう政府に要請した。政府筋によると、情報技術局(Department of Information Technology)が半導体産業のための国家政策(national policy on semiconductors)を立案しており、関係政策は台湾や中国における政策をベースにしたものになる見通しと言う。