SEAnews 2006-02-13 ArtNo.37181

【ムンバイ】Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)は9日、台湾企業Sanyang Industry Company Ltd (SYM:三陽工業)製スクーターを披露するとともに、今会計年度末までに最初のモデルを発売すると発表した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが2月10日報じたところによると、KMCLのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)はこの日記者会見し、以上の計画を明らかにした。
それによると、最近KMCLの11.1％の株式を取得した年商10億米ドルのSYMは、二輪車製造技術とノーハウを段階的にKMCLに移転する。KMCLはSYM製スクーターを年間7000～1万台製造し、Kinetic SYMブランドで販売する。
電子燃料噴射制御(EFI/Electronic Fuel Injection)技術を用いた4バルブのセラミック被覆エンジンを搭載したKinetic SYMレーンジのスクーターは、Euro III排ガス基準も満たしている。
Kinetic SYMブランドのスクーターは、KIMCLがマドヤプラデシュ州Pithampurに設けた既存工場で製造される。したがって、さしたる追加投資を必要としない。Pithampur工場は年間25万台のスクーターを製造できる。SYMとの提携は、韓国企業Hyosungやイタリア企業Italjetとの提携に影響を及ぼさない。
SYMのYang Hua副会長によると、インドでコンポーネントを調達することにより、SYMの国際市場における競争力、取り分けスクーターのそれを強化できると言う。