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2006-03-06 ArtNo.37313
◆二輪車メーカーLML、戦略パートナー物色
【ニューデリー】ウッタルプラデシュ州Kanpur拠点の二輪車メーカー、LML Ltdは、事業再編計画の一環として戦略パートナーを物色している。
ビジネス・スタンダードが3月2日報じたところによると、Merrill Lynch Capital MarketsとEspana.SA.SVは、2250FCCB(外貨建て転換社債)を株式に転換、額面10ルピーのLML株244万7486株を1株39.99ルピーで引き受けた。これに伴いプロモーターのLML持ち分は43.70%から39.99%に縮小した。今後さらに2008年には1万5650FCCBが、2010年には6000FCCBが満期を迎え、プロモーター持ち分は一層縮小することになる。
前回の株主総会で提起された起死回生策は奏功せず、LMLは極めて厳しい状況に直面している。Deepak Singhania会長兼MDは同総会の席上、「再建計画は完成し負債は300クロー(US$6717万)から100クロー(US$2239万)に縮小する。通勤者用デラックス・モーターサイクル“CRD-100”にはアグレッシブな価格設定がなされ、モーターサイクル市場に新時代を開くだろう」と語ったが、2005年8月1日に発売された新モデルは2006年2月1日をもって生産が中止された。
同紙は「譬えLMLが卓越した専門家チームを保持したにしても、Hero Honda、Bajaj、さらにはTVSに対抗するブランド・ビルディングに資金を注入し続けることは困難と予想されていた。新たな再建の道を探るために残された時間は限られている」とコメントしている。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月28日伝えたところによると、LMLは先頃証券取引所に「事業再編計画の一環として戦略パートナーを物色している」と通知するとともに、「再編の遅れは、生産/セールス双方の活動に深刻な影響を及ぼす」と、先行きに対する厳しい見通しを述べている。
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