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2006-03-13 ArtNo.37365
◆組み込みシステム技術者不足
【チェンナイ/バンガロール】インドは中国に次ぎ世界的に最も多くのエンジニアを供給していることを誇りにしているが、組み込みシステム技術者の供給不足が予想されている。
ビジネス・スタンダードが3月8日、業界筋の消息として報じたところによると、インターネットの普及と組み込みシステム(embedded system)技術の最近の進歩から見て、少なくとも毎年5000~6000人の組み込みシステム技術者の新規需要が見込まれる。
アジア市場全般についてもインド国内市場に関しても、消費者用電子製品に対する需要が拡大していることから、学生も組み込みシステム関連技術の習得に引き続き関心を抱くものと見られるが、教育機関の既存カリキュラムは業界のニーズを十分満たしていない。
American Megatrends India(AMI)のJayaram Krishnan重役(CEO)によると、新卒のエンジニアが市場やアプリケーションの現状を理解するには少なくとも1年を要し、中核とする組み込み技術領域の作業に実際に従事するにはさらに3~4年を要する。
Nasscom-McKinseyレポートによれば、インドの情報技術(IT)企業は、組み込みソフトやオフショア製品開発を含む製品工学(product engineering)サービスを通じて2004年に23億米ドルを稼いだが、同額は2008年までに80億~110億米ドルに拡大するものと見られる。
Krishnan氏によると、国内の組み込み技術市場は現在およそ7億米ドルと見積もられ、今後も年率20~30%の成長が見込まれる。こうした中で携帯電話/携帯情報端末(PDA:personal digital assistants)/自動車用マイクロプロセッサー/家電/玩具等、様々な装置の組み込みアプリケーションを手掛ける技術者が益々必要になる。
AMIは現在200人のスタッフを擁し、海外におけるマーケッティングに着手したばかりだが、毎年平均40~50人のエンジニアを新規雇用しており、今年は海外市場をサポートするためより多くのリクルートを予定していると言う。
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