|
2006-03-24 ArtNo.37418
◆Reliance、ポリエステル事業拡張計画完成間近
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、グジャラート州Haziraとマハラシュトラ州Patalgangaのポリエステル製造施設拡張計画を数週間内に完成させ、Haziraの高純度テレフタル酸(PTA:purified terephthalic acid)新製造施設も今年末までに完成させる計画だ。
ビジネス・スタンダードが3月20日報じたところによると、拡張計画の完成後、RILのポリエステル年間製造能力は50万トン追加され、200万トンに達する。これはポリエステル／繊維中間体事業の3000クロー(US$6.72億)整理統合計画の一環を成している。
RILはポリエステル付加価値製品や新製品の製造能力を追加することも計画しているとされる。同社は最近、特殊繊維や糸を国内市場に紹介したが、生物活性繊維(bioactive fibre)を含むその内のいくつかは、2年前に買収したドイツのポリエステル企業Treviraの研究開発(R&D)センターから手に入れたもので、『Trevira Bioactive』商標で販売されている。これは、スポーツウェアの製造に用いられるニッチ製品で、欧州や米国の有名スポーツ・ブランドに納入されている。Trevira買収後、RILは世界最大のポリエステル繊維／糸製造業者になった。Treviraは特殊繊維メーカーとして知られ、Trevira Micro／Trevira Xpand／Trevira CS等のポートフォリオを有する。
RILは、PatalgangaのＲ＆Ｄセンターで開発したカーペットと不織布(non-woven fibre)も発売した。同社は昨年『Reliance Fibre Application Centre』と言う新研究センターも創設している。
他方、Haziraに年産63万トンの新PTAプラントが完成すると、同社のPTA年間製造能力は190万トンに拡大する。
|