SEAnews 2006-04-07 ArtNo.37507

【コルカタ】操業開始以来ほぼ6年を経たHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)は、下流部門事業の主要な拡張を準備している。
ビジネス・スタンダードが4月5日、消息筋の言として報じたところによると、先月取締役会の原則的認可を得た拡張計画の最終段階の詰めが進められている。投資額は800クロー(US$1.79億)前後と見積もられ、内部余剰金と借入で賄われる。借入分は、海外商業借款(ECB:external commercial borrowing)もしくは外貨建て転換社債(FCCB:foreign currency convertible bond)を通じ、主に海外で調達される。
HPLは500クロー(US$1.12億)余りの準備金を擁し、同資金は再投資されるか、配当として支払われる。Tarun Das会長は今年1月、同社にとって初の2005－06年度配当を年内に行うと語っていた。
HPLの2004－05年の売上げは6074クロー(US$13.6億)で、税引利益約は700クロー(US$1.57億)だった。2005－06年にはナフサ輸入関税の縮小を背景に600クロー(US$1.34億)の純益を計上するものと期待されている。また今年は7000クロー(US$15.67億)の売上げ達成を目指している。
消息筋によると、仮に20－25％の配当を行うとすれば、その額は450クロー(US$1億)未満と見られ、依然として600クロー(US$1.34億)以上を拡張計画に充当できる。
HPLの株式資本は、Indian Oilに対する私募発行分を含め1560クロー(US$3.49億)、この内西ベンガル州政府が非議決優先株を含め271クロー(US$6068万)を保持している。