SEAnews 2006-04-19 ArtNo.37574

【ハイデラバード】先々週ウタランチャル州の160エーカーの土地を購入したBajaj Auto Ltd(BAL)は、ユニークな納入業者との共同投資方式を通じて同地に新工場を建設する。
エコノミック・タイムズが4月15日伝えたところによると、同地における投資の約50％は納入業者14社の投資で占められる。BALのRahul Bajaj会長によると、総投資額500クロー(US$1.12億)の内250クロー(US$5598万)を納入業者が、残りをBALが投資する。土地もBALは60エーカーのみを用い、残りの100エーカーは納入業者14社が使用する。
新工場は2009年に稼働する予定で、当初の年産能力はモーターサイクル100万台。当初はモーターサイクルのみを製造するが、追って三輪車の製造も手掛ける。新工場は輸出拡大に貢献する見通しで、BALは3年内に輸出比率を売上げの20％に拡大することを目指している。
BALは現在マハラシュトラ州Aurangabadに1工場、同州Puneに2工場を擁し、ウタランチャル州のものは第4工場になる。インドネシアとナイジェリアに目下建設中の二輪車工場は今年8月までに稼働する見通しだ。BALはこれら海外2工場の少数権益を保持する。
ウタランチャル州における新工場の建設は、2009－10年までに1500クロー(US$3.36億)を投資する計画の一環で、プネー／アウランガバード工場もデボトルネッキングを通じ、拡張する。プネー工場には四輪貨物車製造施設が増設される。
BALを自動車製造会社と投資会社に分割する計画は、実現までになお2年を要する。また一族の所有権紛争は数ヶ月で決着する見通しと言う。
BALは2005－06年当初3四半期に売上げ6200クロー(US$13.88億)、純益775クロー(US$1.74億)を計上した。