【ニューデリー】ウタランチャル州の小規模タウンPantnagarが俄に生じた5000クロー(US$11.2億)にのぼる各種投資プロジェクトにより工業ハブに変身を遂げようとしている。
ビジネス・スタンダードが4月29日伝えたところによると、Pantnagar周辺には3349エーカーの土地が存在し、企業家の投資を待っている。Bajaj Auto Ltd(BAL)は500クロー(US$1.12億)を投じて二輪車工場の建設を計画、またTata Motors Ltd(TML)は2000クロー(US$4.48億)、ITCは125クロー(US$2799万)、Mahindra & Mahindraは120クロー(US$2687万)、Hindustan Leverは102クロー(US$2284万)、Nestleは100クロー(US$2239万)、Britanniaは57クロー(US$1276万)、Daburは49クロー(US$1097万)、Escortsは50クロー(US$1120万)の投資を予定している。この他、Parle、Voltas、Bombay Burma、Greenply、ACME Telecom等もそれぞれPantnagar進出を準備している。
ウタランチャル州工業開発公社(SIDCU:State Industrial Development Corporation of Uttaranchal)のAlok Kumar重役(MD)によると、数百の中小企業もビーラインを成しており、机上の総投資額は控えめに見ても5000クロー(US$11.2億)を下らず、SIDCUはこの内どれほどが実際に投資されるか見守っている。
Pantnagarは、税制奨励措置／インフラの整備／安定した電力供給を梃子に投資の誘致を図っており、Daburは既に同社最大のプラントをPantnagarに設け、年間500クロー(US$1.12億)近い売上げを上げている。
今会計年度末までに投資を完了したものには、中央消費税を10年、法人所得税を5年、それぞれ免除、中央販売税は5年間1％に固定され、300万ルピー(US$672万)を上限に15％の設備投資補助も認められる。加えて北部インド丘陵急成長製造ポケット(the pockets of manufacturing emerging in the hills of North India)に認められた奨励措置が全て適応される。
Kumar氏によると、税制奨励措置だけでなく、ウタランチャル州は投資が行われる以前に必要インフラが全て整備されている数少ない州の1つに数えられる。ウタランチャル州には電力供給の余剰が存在し、道路も整備されており、Pantnagar／Haridwar／Sitarganjは工業クラスターとして開発が進められていると言う。