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2006-05-05 ArtNo.37655
◆IOC、今月US$26.6億石化事業契約発注
【コルカタ】Indian Oil Corporation (IOC)は、今月、ハリヤナ州Panipatにおけるナフサ・クラッカー及びポリマー・プロジェクトの主要設備契約を発注する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月3日報じたところによると、2つのパッケージから成る総額1万1900クロー(US$26.64億)の中核プロジェクトには僅かに2社が応札した。入札者はプロジェクトの完成までに最低35ヶ月を必要とするとしているため、完工期日は2009年3月乃至4月と、当初予定期日に比べ少なくとも14ヶ月遅延する。
IOCは当初プロジェクト・コストを6300クロー(US$14.11億)と見積もっていたが、同社取締役会は4月28日の会議の席上、同見積もりを大幅に上回る額で契約発注することを承認した。しかしプロジェクト・コストの総額はまだ見積もっていない。
IOCオフィシャルによると、マザー・ユニットの最初の契約は5月15日までに発注される見通しだ。IOCは2006-07年に7500クロー(US$16.79億)の資本支出を予定しており、その最大部分がPanipatに投じられる。新コンプレックスは、エチレン年間80万トン、プロピレン同57万5000トン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)同35万トン、高密度ポリエチレン(HDPE)同30万トン、ポリプロピレン同60万トン、モノエチレン・グリコール同25万トンの製造能力を備える。
他方、年間原油処理能力1500万トンの製油所とセットになったオリッサ州Paradipにおける石油化学プロジェクトが取締役会により承認されたのを受けて、IOCはプロジェクトを離陸させるべく準備を開始した。
IOCは既に技術ライセンス入札書類を受理しており、2006年9月までにロジェクト・マネージメント・コンサルタント(PMC)契約及びエンジニアリング/資材調達/建設(EPC)契約を発注するものと見られる。建設工事は次期会計年度に開始される予定で、2006-07年度には基盤整備や浚渫等、本格的な建設工事に着手する前の準備作業に500~600クロー(US$1.12億-1.34億)が支出される見通しと言う。
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