SEAnews 2006-06-14 ArtNo.37882

【コルカタ】中央政府／西ベンガル州政府／ジャールカンド州政府の合弁に成るダモダル川流域開発公社(DVC:Damodar Valley Corporation)は、既存発電施設の拡張計画3件と新発電所計画6件に1万8000クロー(US$40.30億)を投じ、4500MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電能力を追加する。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月11／12／13日報じたところによると、DVCのAshim Kumar Barman会長は2005－06年度業績発表会の席上、以上の計画を語った。それによると、プロジェクトの借入／自己資本比率は70：30。向こう3～4年間にジャールカンド州Bokaro-A／西ベンガル州Mejia-Bに各500MWの発電施設3基を増設する。
新規プロジェクト6件については、ジャールカンド州Kodarma、西ベンガル州Durgapur、西ベンガル州Raghunathpurに各500MWの発電施設を2基づつ設ける。これらのプロジェクトは2011－12年に何れも完成する。
目下MejiaとChandrapuraで進められている拡張計画により、1年内に1000MWの発電能力が追加される。
この他、Tata一族及びSteel Authority of India Ltd(SAIL)と合弁で2つの火力発電所を設ける。Tata-DVCはジャールカンド州Maithonに1000MWの発電施設を、DVC-SAILはBokaroに500MW発電施設を、それぞれ設ける。両プロジェクトは第11次五カ年計画期間(20011-12)に完成する。
DVCの総発電能力は2950MWで、内水力発電が145MWを占める。昨年の電力売上げは前年の2912クローから3522クロー(US$7.89億)に、総売上げは同3179クローから4676クロー(US$10.47億)に、税引利益は同632クローから1066クロー(US$2.39億)に、それぞれ拡大した。