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2006-06-14 ArtNo.37885
◆鉄鉱石得られないなら鉄鋼計画も白紙:Mittal
【ニューデリー】ジャールカンド州政府が今年9月までにChiria鉱山からの鉄鉱石の供給に関する書面による保証を行わないならMittal Steelの4万クロー(US$89.57億)の鉄鋼プロジェクトに大幅な遅延が生じる恐れがある。
ビジネス・スタンダードが6月13日報じたところによると、Mittal Steel Jharkhand Pvt Ltd(MSJPL)のSanak Mishra重役(CEO)はこのほど同紙に以上の懸念を表明した。
ジャールカンド州南部West Singhbhum県に位置するChiria鉱山は1907年に採掘が開始されたインドで最も古い鉄鉱山に数えられ、世界的に最も高品質な鉄鉱石が25億トン以上存在する。最近Steel Authority of India Ltd (SAIL)の傘下に入ったIndian Iron and Steel Company (IISCO)が1947-1982年の間、Chiriaの10鉱山のリース権を保持していたが、Arjun Munda首席大臣に率いられる同州政府は昨年3月、3鉱山のリース権延長申請を棄却した。SAILはジャールカンド高裁に州政府の同措置は違法と訴えているが、高裁はまだ判決を下していない。
Mishra氏によると、Mittalが同州で2段階に分けて進める年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトには向こう30年間に6億トンの高品質な鉄鉱石を必要とする。Mittalはカナダのコンサルタント会社the Hatch Groupに同プロジェクトの事業化調査を委ねた。同報告書は今月完成する予定だ。しかしその後の詳細プロジェクト報告書(DPR:detailed project report)の作成は、鉄鉱石の供給が保証された後、初めて実行できる。州政府が8月中もしくは9月までに書面で同保証を行わないなら計画に大幅な遅れが生じる。同社は州政府に鉄鉱石の供給が保証されない限り、投資も行われないことを伝達した。
これまでにKarra Gobindpur/Torpa/Seraikela/Ghatshila/Santhal Pargana/Muriを鉄鋼プロジェクトの候補地として調査、7月末までに2カ所に絞り込む。既に土木建設会社及び技術設備会社とも協議を進めていると言う。
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