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2006-06-16 ArtNo.37898
◆Nalco/Hindalco、アルミニウム値下げ
【ニューデリー】ロンドン金属取引所(LME)におけるアルミニウム価格が下降する中、インドの主要アルミニウム・メーカーのNational Aluminium Company (Nalco)とHindalco Industries Ltd(HIL)は、今月に入って以来2度目の値下げを行った。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが6月15日報じたところによると、Aditya Birla Group傘下のHIL幹部はPTI通信にトン当たり8000ルピー値下げしたことを明らかにした。これにより5月の値上げ分は全て失われた。消息筋によると、Nalcoの下げ幅もトン当たり7000ルピー以上と言う。
国内アルミニウム・メーカーはこれまで急速に価格を上方修正して来たが、市場情緒が突然冷却、トレーダーらはそのポジションを調整するいとまもなかった。
ムンバイ非鉄金属市場のアルミニウム地金(aluminium ingot)のキロ当たり価格は5月17日の150ルピーから6月14日の134ルピーに16ルピー、utensil scrapは同112ルピーから99ルピーに下降した。
インド多品種商品取引所(MCX:Multi Commodity Exchange of India)におけるアルミニウムの6月先物価格は5月17日のキロ当たり140.35ルピーから6月13日の110ルピーに下降した。アルミニウム地金のそれも取引が導入された5月22日のキロ当たり126ルピーから6月13日の124ルピーに2ルピー下降した。
一方、アルミニウムの主要原料アルミナのスポット価格が過去3~4週間冷却する中で、Nalcoが最大の打撃を被っている。
ビジネス・スタンダードが6月14日報じたところによると、アルミナの値下がりは、アルミナ生産能力の増強と最近の非鉄金属の値下がりに起因するものと見られる。
Nalcoはスポット取引の比重を拡大していたため、市況の変動に最も敏感になっている。それとは対照的にHILは生産したアルミナの大部分をグループ内で消費していると言う。
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