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2006-07-19 ArtNo.38104
◆海運会社、災害保険新規則の適応猶予陳情
【ムンバイ】海運会社はインドの港湾に入港する船舶全てに油漏れ等の事故保険を義務づける新規則の適応を6ヶ月間猶予するよう求めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月18日報じたところによると、新規則の下、政府が認めた船主責任相互保険組合(P&I Club:protection and indemnity clubs)もしくは事故・災害に伴う残骸や遺留物の除去費用や油漏れに伴う損害補償をカバーするその他の保険に加入した船舶のみにインドへの寄港が認められる。マハラシュトラ州のMumbai港とJawaharlal Nehru港は来月1日から新規則を導入する。この他、複数の小規模港が既に新規則を採用している。
海運業界筋によると、少なからぬインド籍の船舶、取り分け小型船や沖合補給船(OSV:offshore supply vessels)はP&I clubsの保険に加入しておらず、国際保険会社の保険のみに加入しているが、この種の船舶は8月1日以降ムンバイ港に入港できなくなる。小型船にとってP&I clubの保険に加入するのはコストが嵩む。そのため同じ災害補償をカバーする定額保険(fixed premium insurance)に加入する計画だ。政府は13のP&I Clubとインド保険会社しか認めていないが、インド保険会社はその種の事故補償をカバーする保険を提供していない。
新規則はまた、外国船のチャーターも困難にする見通しだ。何故ならこの種のチャーター船もインド政府が認めるP&I clubとの保険契約が義務づけられるため。
インド全国船主協会(INSOA:Indian National Ship Owners Association)は目下、同問題を海運省と協議していると言う。
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