【ニューデリー】日本国際協力事業団(JICA)は、今年末までに高速貨物専用鉄道『フレート・コリドー(freight corridor)』プロジェクトの事業化調査中間報告を行うものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月28日、公報を引用し報じたところによると、Lalu Prasad鉄道相は、北側一雄国土交通相に対し、今年末のManmohan Singh首相の訪日以前に事業化調査報告書を提出するよう要請した。これに対して北側国土交通相は、事業化調査は2007年10月に完成する予定だが、シン首相の訪日前に中間報告書を提出できるよう努めると約束した。ちなみにJICAチームは先月調査のためインドを訪れている。
北側国土交通相によると、日本は鉄道の安全と保安のための新技術を実験しており、同技術を実地に視察してもらうため鉄道関係者を日本に招待した。北側国土交通相が招請状を発した交通安全に関するG-8イニシアチブ『陸上交通作業グループ(Working Group on Land Transport)』にはIndian Railwaysの代表も参加する。
同時に日本は、インドに専門家チームを派遣し、新技術のインドにおける応用の可能性を検証する。同チームは、国際鉄道連盟(UIC:International Union of Railways)が11月にニューデリーで主催する安全問題に関する会議にも出席すると言う。