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2006-08-02 ArtNo.38195
◆Vedanta年商、5年内に3倍以上のUS$200億に
【ムンバイ】ロンドン証券取引所上場のインド最大の銅/亜鉛製錬会社Vedanta Resources Plc(VRP)は、既存設備の拡張と、新施設の建設に伴い5年内に年間売上げが現在の65億米ドルから200億米ドル以上に拡大するものと見ている。
エコノミック・タイムズが7月29日報じたところによると、VRPのAnil Agarwal会長はこのほど同紙に以上の見通しを語った。それによると多くの新規プロジェクトからの収入が見込め、世界鉱山会社ランキングも現在の9位から3位以内に浮上する見通しだ。
最大拠点のインドでは銅/アルミニウム/亜鉛製造事業の30億米ドル拡張計画を進めている。Hindustan Zincは年産17万トンの新工場を建設、Tuticorinの銅年産能力は現在の18万トンから30万トンに拡大する。傘下のBharat Alminium Co Ltd(Balco)の年産能力は既に34万5000トンに24万5000トン拡大されている。
インドでは、アルミニウム/亜鉛領域の活動を強化するとともに、電力事業に力を入れる。亜鉛/アルミニウムに関しては既存キャパシティーと同規模の新製造施設を設ける。インド第3位のアルミニウム生産者の同社にとって、アルミナはフォーカス・エリアの1つ。インドには世界のボーキサイト資源のほぼ3分の1が存在する。
インド以外では、独立国家共同体(CIS)諸国の他、中央アフリカ、南アメリカに照準を合わせ事業を拡張する。
世界各地の鉱山開発の機会を探るVRPは近くエクアドルにおける投資プロジェクトを発表するものと噂されている。VRPは既にジンバブエ最大の銅鉱山を所有、中央アフリカの銅ビジネスに7億5000万米ドルの投資を予定している。VRPはまたオーストラリアの2つの銅鉱山を所有、同国銅精鉱(copper concentrate)需要の15%を賄っている。
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