【ハイデラバード】カルナタカ州Bangaloreとアンドラプラデシュ州Hyderabadの研究開発(R&D)施設に勤務するスタッフは、デルのR&Dスタッフ全体の20％以上を占めており、インドはデルの戦略的R&Dセンターを務めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月11日伝えたところによると、このほどインドを訪れたDell CorporationのSusan E. Sheskey情報主任(CIO)は同紙に以上の消息を語った。それによるとデルはインドに約1万2000人を雇用している。中でも顧客サポートや営業を手掛けるDell International Servicesは4カ所に合計9500人のスタッフをする。Dell ITはアンドラプラデシュ州Hyderabadとカルナタカ州Bangaloreを拠点にしており、この他にDell R&DとDell India Salesが存在する。
年商540億米ドルのデルのｅコマースの規模はAmazon／Google／eBayの合計を上回り、1200種類の商品を手掛けている。今年はｅコマースを通じ10億米ドル近く節約できる見通しだ。
インドのR&Dチームは、デルの管理職が世界各地で手掛ける様々な業務のシングル・ポイント・インターフェースとして機能する総合的なDell Desktopを開発した。インド・チームが開発したｅコマース・ソリューションは顧客に360度の視野を提供する。インドのデザイン・チームは目下、ロジスティクス・ソリューションの研究に取り組んでいる。
インドで開発したソリューションを国際市場に投入する可能性に関して、女史は「目下のところは社内での使用を目的としているが、将来はその種のオプションも検討する」と語った。デルが作成したｅコマースに関する報告書はMicrosoftやAccentureも参考にしていると言う。