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2006-08-28 ArtNo.38328
◆Mittal、オリッサ州政府に10億トンの鉄鉱石割当要求
【ブーバネスワル】Arcelor Mittal Steelはオリッサ州政府に10億トンの鉄鉱石割り当てを要求する方針だが、これは同州の54億3000万トンの鉄鉱石埋蔵量の20%近くにのぼり、同要求が年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトを保証するのか、ぶちこわすことになるのか注目されている。
インディアン・エクスプレスが8月26日報じたところによると、その実オリッサ州の鉄鉱資源は、これまでに提案された鉄鋼プロジェクトの需要に応じるのも困難な状況にある。これまでに様々な企業が取得した鉱業リース権に帰属する鉄鉱資源は31億1000万トンにのぼり、州政府が覚書を結んだ43件のプロジェクトが別に27億8000万トンの鉄鉱石を必要とする。したがって既に500トンほどの鉄鉱石不足が生じている。
Arcelor Mittalのオリッサ州政府に対する以上の要求は、1200万トンの鉄鋼プロジェクトをオリッサ州で実行するか、当初の予定通りジャールカンド州で実行するかの分かれ目になるものと見られる。ジャールカンド州政府はArcelor Mittalと結んだ覚書において10億トンの鉄鉱資源の割り当てを約束したが、依然履行できないでいる。
Arcelor Mittalのインド代表を務めるSanak Mishra氏によると、1200万トンの鉄鋼プロジェクトは10億トンの鉄鉱石を必要とする。オリッサ州政府は、Arcelor Mittalに7つのサイトを提示、後者はMetallurgical and Engineering Consultants (India) Ltd (Mecon)にこれら候補地の内の4つの鑑定を委ねた。これらの地区とは、GanjamK県hallikot/Bhadrak県Basudevpur/Balasore県Balgopalpur/Keonjhar県Patnaで、MECONは2006年8月30日から8週間以内に最終候補地を選定する。Mittalはオリッサ州では塊鉱(iron ore lump)と粉鉱(iron ore fines)を原料に用いる高炉技術を採用すると言う。
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