SEAnews 2006-09-15 ArtNo.38443

【ニューデリー】Reliance-Anil Dhirubhai Ambani Group(R-ADAG)は全インド薬剤師薬局組合(AIOCD:All India Organisation of Chemists and Druggists)と合弁交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが9月12日伝えたところによると、AIOCD事務局長も務めるマハラシュトラ州薬剤師薬局組合(MSCDA:Maharashtra State Chemists and Druggists Association)のJS Shinde会頭は同紙に以上の消息を語った。それによると、R-ADAGばかりでなく、別の地元企業1社と多国籍企業1社もAIOCDとの医薬品小売り合弁事業に関心を表明しており、AIOCDは今月末までに最終方針を決める。これ以前にR-ADAGとAIOCDの話し合いが物別れに終わったと報道れたが、R-ADAGとの交渉は依然として続けられている。
AIOCDは内外の大企業が薬品小売りビジネス進出を図る中で、全国に36企業を設立して対抗する計画を立案した。マハラシュトラ州Mumbaiに最初の企業が設けられる予定で、そのコストは50クロー(US$1068万)と見積もられる。同資金はマハラシュトラ州内の医薬品卸・小売り業者約4000店から調達する。AIOCDは2008年3月までに全国的に500～700クロー(US$1.068億1.4957億)の資金を調達、36企業を設立する計画だ。ICICI Bank、HDFC Bank、Bank of India、Saraswat Co-operative Bank等の金融機関からも融資や出資の申し出を受けていると言う。
Anil Dhirubhai氏の2万5000クロー(US$53.42億)医薬品小売り市場進出の噂が伝えられてかなりになる。昨年は同グループが1500クロー(US$3.205億)を投じて全国に薬局チェーンを展開するとの消息が伝えられた。医薬品小売り事業はR-ADAGの小売り事業戦略全体のスラスト・エリアになるものと見られている。