SEAnews 2006-09-18 ArtNo.38446

【ニューデリー】新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)の下、第6次入札にかけられた55ブロックには、British Petroleum／British Gas／イタリアのENI／マレーシアのPetronas／フランスのTotal等、内外の企業から過去最高の165件の応募が寄せられた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが9月16日伝えたところによると、15日締め切られた今回の入札ではKG海盆(Krishna Godavari Basin)とラジャスタン州の鉱区に最も多くの企業が応札した反面、Kerala/Konkan地区の2ブロックとAndamanの1ブロック、計3ブロックには入札するものがなかった。
陸上鉱区25ブロックは、アンドラプラデシュ州／ビハール州／アルナチャルプラデシュ州／アッサム州／グジャラート州／マドヤプラデシュ州／マハラシュトラ州／ミゾラム州／ラジャスタン州／タミールナド州／ウッタルプラデシュ州に位置し、深水鉱区24ブロックの内訳は東海岸沖合20ブロック、西海岸沖合3ブロック、アンダマン沖合1ブロック。浅水鉱区6ブロックの内訳は西海岸沖合4ブロック、東海岸沖合2ブロック。これら55探査ブロックの合計面積は32万5000平方キロと、これも過去最大。
V.K. Sibal炭化水素資源総監(DGH:director-general of hydrocarbons)が記者会見の席上明らかにしたところによると、外国企業35社と地元企業31社、合計66社が、単独もしくはコンソーシアムを組織して応札した。この内外国企業約20社は今回初めて入札した。
インド国営Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)が最高の45ブロックに入札、Reliance Industries Ltd (RIL)は単独で20ブロック、Oil India Ltd (OIL)と共同で1ブロックに入札した。Reliance Natural Resources Ltd(RNRL)はウクライナのNaftogaz及びポーランドのPGNIGと手を組み12ブロックに応札した。
この他の入札者には、Essar／Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)／Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)／OIL／Cairn Energy／Assam Co Ltd／Adani Port Infrastructure Ltd／Beach Petroleum／Canoro Resources of Canada／EOG Resources／Geoglobal Resources／Indian Oil Corp／Jubilant Oil and Gas／Joshi Technology／M3nergy Berhad／Pan Orient／Petrogas／Prize Petroleum／Premier Oil of the UK／Santos International／Tap Oil／Valdel Oil and Gas Pvt Ltd／Zakros Holdings Ltdが含まれる。しかしExxonMobil、Chevron、Conoco Philips等、米系大手石油会社数社は入札しなかった。
入札書類の売上げは310件合計78.60クロー(US$1679万)と、第5次入札のこれ以前の最高額22.75クロー(US$486万)を遙かに上回った。
成功率を20～25％として3段階の探査期間の投資額は控えめに見ても80億～100億米ドルにのぼる見通しだ。内第1段階の投資額は少なくとも20億米ドルと見積もられる。
石油天然ガス省のAnil Razdan副次官によると、落札者は11月15日までに発表され、2007年1月までに契約に調印する見通しだ。