SEAnews 2006-11-13 ArtNo.38707

【チェンナイ】TVS Motor Company(TVSMC)は新製品を携えて最も急速な成長を遂げるモーターサイクル・ミドル・セグメントに復帰する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月10日伝えたところによると、TVSMCのVenu Srinivasan会長兼MDはこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、TVSMCは、同社のミドル・セグメント・ヒット商品Victorの需要が先細りした際、次のモデルCentraを投入することを計画したが、インドネシア市場向けモデルの開発を優先する方針を決め、結局Centraの発売は実現しなかった。今日、ミドル・セグメントはHero HondaのSplendourとBajajのDiscoverにより支配されている。
インドネシアにおける試験生産は来月開始され、商業生産も来年4月からスタートする予定だ。
TVSMCは将来100ｃｃの自動変速スクーターを投入することも検討している。同社はTVS Scootyを60ｃｃから90ｃｃにアップグレードしており、100ｃｃ自動変速スクーターの発売は、自然の帰結と言える。
昨年、モーターサイクル80万台以上を販売したTVSMCは、今年の販売台数を100万台の大台に乗せることに自信を抱いている。今年10月までの7ヶ月の合計販売台数は61万5325台を数えた。今年の売上げは4000クロー(US$8.89億)に達する見通しで、2010年までに年商1万クロー(US$22.23億)の実現を目指す。
中国はASEAN及びアフリカ市場にモーターサイクルをダンピングしている。中国製モーターサイクルの価格は原料コストをカバーできるに過ぎない。中国は今後も引き続きダンピングを続ける見通しで、TVSMCも深刻な影響を被っていると言う。