【ムンバイ】マドヤプラデシュ州Sasanとグジャラート州Mundraに各4000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のウルトラ・メガ発電所を設ける計画の技術／財務入札には内外の企業11社が合計16件の応募を行った。しかし予備選考を通過した企業中10社が入札を見合わせた。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが12月7／8日報じたところによると、ウルトラ・メガ発電事業の結節機関(nodal agency)を務める国営Power Finance Corporation (PFC)は7日、Sasanプロジェクトに対する入札提案書(RFP:request for proposals)10通と、Mundraプロジェクトに対するRFP6通を受理した。両プロジェクトの投資額は各2万クロー(US$44.45億)と見積もられる。
Tata Power Company (TPC)／Reliance Energy Ltd (REL)／Larsen & Toubro (L&T)／Essar Power Ltd(EPL)／Sterlite Industries India Ltd(SIIL)の5社は両方のプロジェクトに応札した。Adani Exports LtdはMundraプロジェクトのみに、NTPC Ltd／Torrent Power／Jaiprakash Associates Ltd／Jindal Steel and Power Ltd／Lanco-Globoleq consortiumはSasanプロジェクトのみに、それぞれ応札した。NTPCは機材調達の面で国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd(BHEL)と協力体制を組んでおり、TPCはドイツ企業Siemens及び韓国企業Doosanと手を結んでいる。
Sasanプロジェクトの予備選考を通過した13社の内、AES India Pvt Ltd／CESC Ltd／CLP-GMR Consortiumは入札を見合わせた。Sasanプロジェクトには当初38社が入札意向書(EoI:expressions of interest)を提出していた。
またMundraプロジェクトの予備選考を通過した12社の内、AES India／CLP Power India Pvt Ltd／Khanjee／GMH and TXU／SNC Lavalin International Inc-Lanco Consortium／住友商事／Torrent Power AES Ltdも結局RFPを提出しなかった。PFCはMundraプロジェクトについては当初36社から入札意向書の提出を受けていた。
消息筋によると、技術入札書類は即日開封され審査は9日中に完了、価格入札書類は11日に開封される。電力省は12月29日までに両プロジェクトの落札者を決定する方針だ。
PFCのVK Garg会長、Punjab National BankのSC Gupta会長、中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)のRakesh Nath会長等から成る2つの委員会が入札書類の審査を担当すると言う。