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2006-12-15 ArtNo.38843
◆LG、プラズマ/LCD TVを現地組立
【ニューデリー】フラット・パネル・ディスプレイ・テレビジョン市場における競争過熱に伴う損失を抑制する狙いからLG Electronics India Pvt. Ltd(LGEIL)は組立ラインを設け、インド国内でプラズマ及びLCDテレビジョンを製造する計画だ。
ビジネス・スタンダードが12月12日報じたところによると、LGEILのMoon B Shin副MDは同紙に以上の消息を語った。それによると目下のところフラット・パネル・ディスプレー市場は供給が需要を上回っており、家電会社は何処も恒常的値下げを強いられ、損失を被っている。TV完成品の輸入には20%の税が課され、LGEILは1台売るごとに5~6%の損失を覚悟せねばならない。このためLGEILは向こう5年間に1億米ドルを投じ、既存工場にプラズマ/LCDテレビジョンの組立ユニットを増設する。
インドに本格的な製造施設を設けるには少なくとも100万ユニットの市場規模が存在せねばならない。現在の市場規模はほぼ13万ユニットだが、2007年には50万ユニット以上に増加、3~4年後には100万ユニットに達するものと見られる。
LGEILは南部に建設する予定の第3工場にプラズマ/LCDテレビジョンの本格的製造施設を設ける方針だ。
マハラシュトラ州Pune近郊Ranjangaonの既存工場に増設されるプラズマ/LCDテレビジョンの組立ラインは2007年上半期に稼働し、当初年間10万ユニットの製造能力を備える。当初の地元部品使用率は20%だが、徐々に引き上げられる。
フラット・パネル・ディスプレー・セグメントは今年に入って以来35%値下がりしたが、こうした値下がりは今後も続く見通しだ。
ライバルの韓国企業Samsung Indiaも2006年6月からプラズマ/LCDテレビジョンのインドにおける組立を開始した。
LGEILはフラット・パネル・ディスプレー・セグメントの売上げを2005年の52クロー(US$1156万)、2006年の150クロー(US$3334万)から2007年には8倍の1140クロー(US$2.53億)に拡大する目標を掲げている。
CR(cathode ray)テレビジョン市場は年率9%の成長を遂げており、これに対してプラズマ・テレビジョン市場の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は2009年まで400%、LCDテレビジョン市場のそれは同463%と見込まれている。
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