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2007-01-10 ArtNo.38894
◆今年上半期だけで不動産市場にUS$100億外資流入
【ニューデリー】外国ファンドの進出がインド不動産市場の活況に拍車をかけており、既に35以上の大手ファンドが進出している。今年は上半期だけで少なくとも別に20のファンドの進出が見込まれ、これだけで新たに100億米ドルの外資がインド不動産市場に流入するものと予想される。
エコノミック・タイムズが1月9日、業界筋の言として報じたところによると、現在90~100の不動産ファンドが国内に足場を設け投資活動を行っている。最近進出を果たしたものには、フィリピンのAyala、ドゥバイのSignatureグループ/Och-Ziff Capital/EurIndia/Old Laneが含まれる。
不動産コンサルタント会社Cushman & WakefieldのSanjay Verma重役(ED)によると、インディアン・ストーリーは、国際不動産会社の大きな関心を呼んでいる。向こう数ヶ月間に新たに何社、投資ファンドが進出するか具体的数字を予想するのは難しいが、その額は100億米ドルに達するものと見られると言う。
Ansal Properties and InfrastructureのPranav Ansal取締役は、「多くのマレーシア・ファンドが大口の投資対象を物色しており、英国資金の流入も向こう数ヶ月間に増加するものと予想される。米国、イスラエル、シンガポールの投資家もインドに強い関心を抱いている」と語った。
Union Bank of Switzerland(UBS)のSanjay Bhatia調査主任によると、外国機関投資家の関心はこれまでになく高まっており、インドに始めて進出したものだけで75~80を数える。Signatureグループはアラブ首長国連邦とインドをターゲットにした複数の不動産ファンドを準備しており、その額は6億5000万米ドル以上にのぼる。これらのファンドは2007年第1四半期にドゥバイ国際金融取引所(Dubai International Financial Exchange)に上場される。Duetsche Asset ManagementとActisもスタッフのリクルートに乗り出しており、近くインド不動産市場への投資を開始する見通しと言う。
Merrill Lynchは、インド不動産市場の規模が2005年の120億米ドルから2015年には900億米ドルに成長すると予想している。
現在、インド不動産市場にアグレッシブに投資している著名ファンドには、Carlyle/Blackstone/Morgan Stanley/Trikona/Warbus Pincusが含まれ、これらのファンドのインド市場戦略を支える資金の合計額は120億~150億米ドルと見積もられると言う。
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