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2007-01-17 ArtNo.38935
◆鉄道コンテナ事業投資、3年内にUS$22.6億マーク
【ムンバイ】鉄道コンテナ輸送の民営化に伴い向こう3年間に車両の調達や内陸コンテナ・デポの設置等に1万クロー(US$22.57億)が投資される見通しだ。
ビジネス・スタンダードが1月13日伝えたところによると、Container Corporation of India (CONCOR)の独占経営に終止符が打たれ、Indian Railways(IR)は民営化の第1段階として14社に鉄道コンテナ輸送サービス・ライセンスを発行した。
通常1業者は少なくとも7つのコンテナ列車を運行、デリー/ムンバイ間やデリー/グジャラート間等のメイン・ルートと2~3の内陸コンテナ・デポを経営する。
コンテナ列車(container train)の買収コストは平均15クロー(US$339万)、内陸コンテナ・デポの設置コストは100クロー(US$2257万)前後と見積もられる。7列車と2内陸コンテナ・デポを手に入れ、単一ルートの運行サービスを手掛けるコストは300~350クロー(US$6772万-7900万)と見積もられる。
海運業者やロジスティクス業者以外のものが、同事業に参入する際は、内陸コンテナ・デポの設置やコンテナ処理設備の購入に多額な投資を必要とする。にも関わらず多くのプレヤーが列を成して鉄道コンテナ輸送ライセンスを取得したのは、過去6~7年インドのコンテナ輸送は年率14%の成長を遂げ、世界の平均成長率を上回ったためである。
Edelweiss Securitiesの報告によると、インドの対外貿易の成長、取り分け繊維/自動車/自動車補助/エンジニアリング/資本財領域の伸びが、インドのコンテナ化を加速した。他方、コンテナの道路輸送は、ディーゼルの値上がりや積載超過規制の強化で、コストが上昇した。この結果、鉄道輸送は道路輸送に比べ15~20%安上がりになったと言う。
アナリストによれば、Mukesh Ambani/Birlas/Pantaloon等のプレーヤーは、それ自身の小売りビジネスを支援するために、その他のプレーヤーは鉄道コンテナ輸送ビジネスそのものの大きな潜在性に注目してライセンスを取得したものと見られる。
Apollo InternationalのKapil Anand重役(CEO)によると、非運輸業界のプレーヤーは既存プレーヤーと提携することにより膨大な初期投資を節約できる。Gateway DistriparksはCONCORと手を組み、後者のインフラを利用、ハリヤナ州Gurgaon地区Garhi Harsaru付近のコンテナ・フレート・ステーションからコンテナ列車を運行させている。Bothra Shippingは輸入したコンテナ列車の運行を近く開始。Boxtrans Logistics/APL LogisticsはBPLグループのRajeev Chandrasekhar会長と組み向こう3ヶ月間にコンテナ列車の運行をスタートする。既にコンテナ列車の運行を開始したPipavav Rail Corporationは3年内に年間輸送量を50万コンテナまで拡大する計画だ。Anil Ambani氏のReliance Infrastructure Engineering Pvt Ltd (RIEL)も内陸コンテナ・デポを設けるとともに、貨車を購入する準備を整えている。
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