SEAnews 2007-01-19 ArtNo.38943

【ニューデリー】インド携帯電話市場シェア第4位のHutchison Essar Ltd(HEL)の支配権益買収を目指す主要プレーヤー、英国のVodafone Group Plc(VGP)と地元Reliance Communications Ltd(RCL)は、直接HELの株式を買収するのではなく、親会社のHutchison Telecommunications International Ltd (HTIL)の権益を手に入れることを検討しているようだ。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが1月17日報じたところによると、Wall Street Journal(WSJ)は16日以上の消息を伝えた。それによると、Hutchison Whampoa(HWL)が保持するHTILの49.8％の権益を買い取るならHELの支配権を握れるだけでなく、Essar Groupの拒否権行使を封じ込めることができるとWSJは論じている。WSJによれば、VGPとRCLは依然としてHELの権益を直接手に入れることにより大きな関心を寄せているが、両社は他ならぬHWLの要請に基づき目下この種の代替策を検討していると言う。しかしPTI通信によると、両社とも以上の報道に対するコメントを控えた。
HWLは過去数週間、HTIL持ち分の買い手を物色している。しかしEssar Groupは依然として自分は拒否権を保持しており、如何なる手段を講じてもこの種の取引を阻止するとしていると言う。