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2007-01-22 ArtNo.38963
◆ONGC、AP州/オリッサ州沖合でガス田発見
【ニューデリー】Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)はアンドラプラデシュ州沖合Krishna Godavari(KG)海盆における新天然ガス田とオリッサ州沖合Mahanadi海盆における商業ベースの天然ガス田の発見を確認した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが1月19日報じたところによると、Murli Deora石油天然ガス相とONGCのR.S. Sharma会長は18日記者会見し以上の消息を語った。それによると水深(water depth)2840mの地層で天然ガスの存在が確認されたKG海盆の試掘井UD-1は水深6600mまで掘削され、2週間以内に目標とする7000mに達する見通しだ。ガス田の規模や埋蔵量を発表する以前にさらに4~5本の探査井を掘ることを予定している。
これ以前にKG海盆で発見されたガス田の合計規模は3兆立方フィートだが、PTI通信は昨年12月17日に今回発見されたガス田の規模はおよそ21兆立方フィートと報じた。PTIによればMahanadi海盆で発見されたガス田の規模はおよそ4兆立方フィートで、商業生産がスタートするまでにはなお4年を要すると言う。
KG海盆の当該ブロックKG-DWN-98/2はONGCが2000年にCairn Energyから買い取ったもので、Mahanadi海盆におけるブロックはONGCが国内の探査活動を独占していた2000年以前に取得したもの。
ONGCは1000m以上の深海を掘削する技術と経験を保持しておらず、KG海盆における超深海(Ultra-deepwater)ガス田の発見は1つの技術的な挑戦である。このため同社は戦略パートナーを物色しており、これまでにPetroleo Brasileiro SA/Eni SpA/Norsk Hydro ASA/BG Group Plc/BP Plc等と関係協議を行った。ONGCは10%のシェアをパートナーに売却する用意があると言う。
V K Sibal炭化水素資源総監(DGH:director general of hydrocarbons)は、これ以前にONGCは過去6年間に探査鉱区108ブロックを落札したが、これまでに掘削した47ブロックにおいて何ら成功を収めていないと非難していた。
石油天然ガス省の推定では、インド国内のガス供給量は輸入した液化天然ガス(LNG)を含め日量8500万立方メートルだが、潜在需要は1億7000万立方メートルにのぼる。ONGCはこのため深海鉱区の探査に照準を合わせ、生産量を拡大、インドの輸入資源依存軽減を目指していると言う。
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