【コルカタ】ガラス製医療機器／水槽等の製造を手掛けるBengal Enamel Works Ltd(BEWL)は中国製電動バイクの販売と情報技術(IT)パークの開発に乗り出す。
ビジネス・スタンダードが1月24日伝えたところによると、BEWLはShenzen Zhongmo Technology Ltd(SZTL:深セン中摩科技有限公司)と提携、後者が深セン経済区で製造した電動バイクを販売する。BEWLはまたSZTLの技術支援下に西ベンガル州Palta県の自社工場でSETZから供給されたコンポーネントの組立作業も行う。250キロワットの電動バイクは『Benlin』ブランドで販売される。同ブランド名はSZTLにバッテリーを供給するBenlin Electric Cycles Companyの社名に由来している。BEWLのT S Ganguly会長によると、電動バイクは今年4月か5月に発売される。
BEWLはまたPalta工場に付属する15エーカーの土地にマルチメディアITパークを設けることを州政府に申請した。同パークにはコンピューター・グラフィック等に関わる企業が誘致される。パーク内にはスーパー・マーケット、病院、教育施設、娯楽施設等も設けられる。開発コストは200クロー(US$4515万)前後と見積もられる。
BEWLは1990年に業務を停止、産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の管理下に置かれたが、2005年に営業を再開、昨年は60クロー(US$1354万)の売上げを実現した。
BEWLは銀行のネットワーク管理やIndicod商標の通信塔ビジネスにも進出、コルカタ郊外Dum Dum地区の所有地に展示センターを設けることも計画している。同地には現在倉庫施設が設けられており、プロジェクト・コストは300クロー(US$6772万)前後と見積もられる。