SEAnews 2007-02-05 ArtNo.39032

【プネー】自動三輪車メーカー、Kumar Motors Pvt Ltd(KMPT)はマハラシュトラ州Puneに第2工場を設けるため50エーカーの土地を物色している。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが1月30日／2月1日報じたところによると、KMPTは輸出を拡大するのに伴い、生産能力の増強を図っている。同社のBalachandran部長(販売担当GM)は「プネー近郊Pirangutの既存工場は目下月間400台を生産しており、新工場が稼動すれば月産能力は現在の1000台から5000台に拡大する。新工場について間もなく最終方針を決める」と語った。
同社筋によると、現地パートナーと共同で海外に組み立て工場を設ける計画もあり、事業拡張資金を調達するため来年株式を公開することも検討しているという。
Balachandran部長は「旅客運送用Parindaと貨物運送用Agni1500台の輸出注文がアフリカからあり、2008年3月までに順次納品していく。スリランカとバングラデシュからも輸出の引き合いを得ている」と話す。
既存製品のLPG（液化石油ガス）バージョンとCNG（圧縮天然ガス）バージョンの研究も進んでおり、5カ月内に発売される予定だ。
Balachandran部長によるとイタリアLamborghini製1トン・クラス／シングルシリンダー／4ストローク渦流室式(IDI)ディーゼル・エンジンを搭載したAngiとParindaはともに同社のKumar Design Studioで設計された。 Angiが総生産台数の60％を占めている。
KMPTは特約販売店網の拡張にも取り組んでおり、現在、国内7州に展開する65店のチェーンを、2007年末までに500店に拡大、2008年末までにさらに倍増する計画と言う。