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2007-02-12 ArtNo.39071
◆ジャールカンド州4千MW事業がNTPC事業計画に陰影
【コルカタ】中央政府がジャールカンド州における4000MW(メガワット)のウルトラ・メガ火力発電(ultra-mega thermal power plant)プロジェクトを承認する中で、National Thermal Power Corporation (NTPC)が同州North Karanpuraに建設を予定する1980MWのスーパー火力発電所(STPP:super thermal power plant)の前途がますます不透明になっている。
ビジネス・スタンダードが2月7日報じたところによると、中央政府は第11次五カ年計画期間に4000MW発電所をBOO(build own and operate)方式で建設することを認めるとともに、州政府にJharkhand Integrated Power Limited(JIPL)を設立し、プロジェクトを進めるよう指示した。必要投資額は1万6000クロー(US$36.12億)と見積もられる。Central Coalfields Limited (CCL)のNorth Karanpura炭坑から石炭の供給を受けることになる。
一方、NTPCの1980MW発電所は1999年に首相の立ち会いの下に起工式が催されたものの、旧州政権も現州政権も2600エーカーの用地確保に成功していない。このためNTPCは、プロジェクトを別の州に移さざるを得ないものと予想されている。NTPCのS K Prasad重役(GM)に率いられるチームが最近同州を訪れ、Madhu Koda首席大臣に州政府の歳入部と土地改革部の無関心な態度に阻まれ、プロジェクトが進捗を見ない状況を訴えた。NTPCはChatra県における発電所用の2570エーカーの土地と、Hazaribag県における職員宿舎用の50エーカーの土地を必要としており、立ち退き住民の補償等に充当するため2005年に43クロー(US$971万)を支払い、さらに75クロー(US$1693万)を支払う準備をしている。消息筋によれば、首席大臣は以上の陳情を受けた後、土地収用を加速するよう指示したと言う。
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